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令和4年度長野県高等学校将棋冬季研修会


主催 長野県高等学校文化連盟将棋専門部

期日 令和5年1月29日(日) 

会場 佐久平交流センター

 

毎日強い寒気がニュースになる中、佐久もこの日は最高気温が2.9℃。

県内各地から集まった生徒のみなさんも、道中大変だったと思います。
そのかわり、佐久の澄んだ青空がお出迎え。気持ちの良いスタートです。

 

先生方が到着後、すぐに「開会式」

長野県高等学校文化連合会将棋部門会長からのご挨拶。

 

本日の講師の先生方のご紹介


早速指導対局が始まります。

高校生たちはそれぞれ「2枚落ちでお願いします」「4枚落ちでお願いします」と棋力にあわせて教えていただきます。

 

【行方九段 開会式のお話より】

長野県は、ながの東急将棋まつりで奨励会時代から訪れていてなじみにしている土地です。

こもろ東急将棋まつりで食べたそばが、これまでで一番おいしかった。

 

今日はとなりに優しい人がふたりいるので厳しくいきます(笑)

わからないことがあったら答えますので質問してください。

 


【高田七段 開会式のお話より】

私は長野が好きで何度も来ています。

数えれば3桁いくかもしれませんが、佐久に来たのは初めてです。

夕方までたっぷり技を吸収してください。

 


田中五段 開会式のお話より

わたしの出身地長野市も寒いですが、佐久はそれ以上ですね。

晴れてとてもよかったです。

 

今日はどんどん挑戦してください。戦型指定などあれば希望に沿うようにします。


地元メディア「佐久ケーブルテレビ」の取材。

 

ほかに「信濃毎日新聞社佐久支社」「佐久市民新聞」の取材がありました。


参加した生徒は

上田高校 野沢北高校 伊那北高校 松本県高校 松本第一高校

長野高校 屋代高校 文化学園長野の8校47名。

 

そして、今回高文連のはからいで中学生も7名参加しました。

中学生も県内各地、となりの群馬県からの参加も!

指導対局を待つ間、係りの先生に手合いをつけてもらってはじめての相手と対局です。

 

 

生徒同士の対局だけではなく、強豪顧問もお相手します!

 

(写真左の男性は、小中高時代県代表経験者。さらに大学時代から今に通じて長野の強豪で将棋普及に熱心な先生なんです)

一局終了ごとに盤駒を消毒。

感染対策を徹底しています。


高田七段がご持参くださった「一文字プラ駒」

プラ駒で一文字というのは珍しいのだそう。

「香」「桂」などがひっくり返ると二文字になるのも面白いです。

文字がまだよく読めない小さい子や、外国の方への普及用として高田先生が作られたとか。

駒袋も色がきれいでおしゃれです。

日本将棋連盟の公式通販でも購入できるそうです

 

ほかにも「虎斑(とらふ)」の駒を惜しげもなく見せてくださいました。

おそるおそるお値段をお聞きすると・・・ひぇ~

 

高田先生の将棋普及への熱量に圧倒されました。

 

 


田中悠一五段は信州の空がよく似合います


お昼を挟んで午後の部が開始されました。

【行方九段の講評から】

今日は私も精いっぱい指しました。

みんな、しっかり腰を落とした自分なりの姿勢で指していたと思います。

まさに「信州棋界、ここにあり!」でした。


【高田七段の講評から】

私はふだん小学生相手の指導が多く、せかされることもあるのですが

さすが高校生は落ち着いていて対局姿勢がよいです。

粘り強い生徒が多いと感じました。


「休憩なんていらないのに」などとおっしゃる先生方ですが、少しお休みいただいて・・
その間に新聞社の取材・・・。

お休みになってなかったかもしれません。

全県から集まった選手たち。
普段実現がむずかしい強豪同士の対局や中学生男子×高校生女子など注目のカードも。

練習とはいえ、真剣勝負!


【田中五段の講評から】

今日は数十局指しました。みんなしっかりした形をしていて普段からよく指していることがわかります。

また、挨拶ができています。

挨拶がきちんとできる人が強くなります。

大会や目標があると勉強のモチベーションもあがりますので、ひきつづきがんばってください。


閉会式

先生方からの講評の後、生徒代表のお礼の言葉。

 

来月2月に全国大会を控えた選手もさらに腕を上げたことと思います。


先生方、どうもありがとうございました! また佐久にいらしてください!

 

(閉会式後すぐに先生方はお帰りになりました。新幹線発車2分前に駅に到着だったそうです)


長野県高等学校文化連盟将棋専門部の先生方、事前準備から当日の運営お疲れさまでした。

大規模な会の開催は大変だったかと思います。
顧問の先生方が個々の生徒たちの対局を熱心にご覧になっていたのが印象的でした。

行方先生のお言葉「信州棋界、ここにあり!」その通りだと思いました。

 見学・記録させていただきありがとうございました。

 

 

文責:長野県将棋情報サイト